24年度第1回講演会のお知らせ

加納宗七、神戸を奔る~夢と野望が創ったミナト~

神戸に「加納町」という町名があることをご存知の方は、どれぐらい居られますでしょうか。
新神戸駅から神戸三宮駅、神戸市役所、東遊園地まで、かつては生田川が流れていたフラワーロード西側、神戸の中心地を南北に貫く「加納町」。この地
名は、明治初めの生田川付替と密接な関係にある「加納宗七」という人物に因んで命名されました。
紀州和歌山城下の材木商に生まれ、陸奥宗光を援けて国事に奔走、果ては坂本龍馬の仇討騒動に巻き込まれて、開港場神戸へ・・・流れ着いた侠気盛
んな宗七の運命は、如何に。
久しぶりのルネッサ地域文化振興財団のレクチャーは、神戸のまちに文字通り「名を刻んだ」加納宗七の人生、業績について、永年研究されている松田裕之
先生に語っていただきます。

  • 場 所 神戸市立中央区文化センター11階
    会議室1102(神戸市役所西側、神戸市中央区東町115 番)
  • 日 時  2024年8/31(Sat)AM10時~
  • 参加費無料(事前申し込み必要)こちらから
  • 講師:松田裕之(まつだ ひろゆき)
    1958年大阪市生。神戸学院大学経営学部教授。博士(商学)。ヒストリーライターとして近世・
    近代の交通史や電気通信史、開港地の実業史の書籍を執筆。
    代表作には、『明治電信電話ものがたり ― 情報通信社会の《原風景》― 』、『高島嘉右衛門 ―
    横浜政商の実業史 ― 』( 以上、日本経済評論社)、『草莽の湊 神戸に名を刻んだ加納宗七伝』
    (朱鳥社)、『港都神戸を造った男 ―《怪商》関戸由義の生涯 ― 』(風詠社)、『近代物流の先達
    佐々木荘助 ― 飛脚から陸運の政商へ ― 』『近世海事の革新者 工樂松右衛門伝 ― 公益に
    尽くした七〇年』(冨山房インターナショナル)がある。

令和6年度 第2回フィールドワーク

神戸そぞろ歩き 創業者の足跡を探る 布引・熊内編

今年度 7月の町歩きは、本年2月に行った「創業者」に着目した町歩きの続編として、布引・熊内地区を取り上げます。新幹線駅のある新神戸は、もともとは古からの景勝地・布引の入り口にあたります。明治半ばに川崎造船所創業家が現在の新神戸C3の 敷地に本邸を構え、明治終わりには名古屋から進出 した請負の竹中藤右衛門が中山手通から熊内ヘ本拠を移 します。熊内八幡宮北の高台には大正期に山下汽船創業者の山下亀二郎が本邸を構えました。名だたる企業人が拠点を構えたという経緯を持つ布引・熊内をぎゅっと歩いてみます。

  • 集 合 神戸市営地下鉄山手線新神戸駅新幹線側改札前
  • 日 時 2024年7月20日㈯ 午前10時 集合 
  • 解 散 神戸市営地下鉄山手線新神戸駅
  • 主な見所 竹 中大工道具館 (展 示 を見学 します)
  • 熊内八幡宮
  • 馬上の洋館
  • 徳光院 (川 崎家書提寺)
  • 御滝茶屋 (背 山登山文化の シンボル的存在)
  • 布 引貯水池関連施設 (砂 子橋 な ど)

お申し込みは

講演会・フィールドワークの今後の日程については、下記のリンク先よりご確認いただくことができます。

講演会・フィールドワーク 今後の予定